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【スキル】公務員にも適性はある?お役所で出世する人の特徴を5つ紹介


公務員って誰でもできる仕事じゃないの?

わたしって公務員に向いているのかな?
公務員は就職してからでないと向き・不向きが分かりづらいですよね。
そこで今回は都内区役所で10年間働いた経験を踏まえて、公務員で出世する人・向いている人の特徴を紹介します。
この記事を読めばあなたは公務員に適性があるのかを判断できますよ。

ちなみにわたしは公務員に向いていませんでした(笑)
特徴①几帳面な性格

公務員の仕事はミスが許されません。
諸外国がどうかはわかりませんが、日本において「お役所はミスがなくて当たり前」と国民は思っています。
手続きなどで誤りや漏れがあればすぐにクレームが飛んできますし、
マスコミに記事を書かれるような大ごとに発展することも。
特に文書を作成するときは細心の注意を払わないといけません。
作られた文書がすべて公文書となり、住民からの公文書公開請求の対象となるため責任重大です。
そのため、小さな間違いを自ら見つけられる几帳面さが大事になってきます。
特徴②マルチタスクが得意
マルチタスクというのは複数の仕事を同時並行で進めることです。
地方公務員の仕事はマルチタスクの連続。
その理由は、住民とやりとりする窓口をもつ部署が多いからです。
窓口が開いている間はメインの仕事が窓口対応や電話対応により中断するので、落ちついて仕事をできるのは定時後になります。
しかし残業が続くのは、このご時世好まれることではありません。
そのため定時内に複数の仕事を同時並行で進めることが重要です。
デキる人は手帳やOutlookなどでToDoリストを作るなどして仕事の進捗管理を適切に行っています。
特徴③体育会系を経験している

意外に思う方も多いでしょうが、お役所は体育会的な職場が多いです。
つまり実力よりも立場や年齢が重視される世界です。
理由は「年功序列」です。
若手が管理職になる抜擢人事がないので、年上=エラい人という儒教的な価値観が残っているのです。
部下が上司にやんわり意見する程度ならよくありますが、誤りを真っ向から指摘したりすると人間関係がこじれることも。
わたしは体育会系の雰囲気が苦手で、思ったことを口に出してしまう性格なので苦労しました。
一方で体育会系タイプの同期は理不尽さをグッとこらえている・割り切っている印象でした。
特徴④単調なことを飽きずにできる
公務員の仕事は9割がルーティンワークでできています。
仕事がマニュアル化・仕組み化されているので、同じ仕事を同じ時間に同じクオリティで仕上げることが重要です。
そのため好奇心旺盛で何か新しいことに挑戦する人より単調なことを毎日同じようにできる人が求められます。
同僚や上司をみると、新しい物好きな人や向上心のある人より毎日をコツコツ生きている人が出世していました。
お役所が就職面接の場で「好奇心旺盛な人」や「チャレンジ精神がある人」を求めていますが、あくまで建前だったりします。
特徴⑤体力・メンタル・地頭のよさがある
体力・メンタル・地頭を兼ね備えている人は出世します。
いわゆる出世街道に乗っている人、特に官房系部署で働く人は欠点がないです。
- 体力→長時間の残業に耐えるため
- メンタル→上司や議員からの圧に耐えるため
- 地頭→事務処理を効率化するため
官房系部署は膨大な業務を効率的にさばかないといけないため、この三拍子の資質が必須です。
- 官房系部署ってなに?
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どのお役所にもある総務的な仕事をする部署。総務課、人事課、企画課、財政課など首長(一番えらい人)を直接支える役割を果たしている。なお、お財布を握っている財政課はお役所のヒエラルキーの最上位にいる。
公務員は向き・不向きがある!

公務員には性格や能力によって向き・不向きがあります。
「公務員への就職・転職が自分にとって正解なのか?」をもう一度考えてほしいです。
望まない職場で適性のない仕事をして、本来の能力が発揮できない事態は避けてくださいね。
わたしのように「親を安心させたい」とか「どこでもいいから就職したい」といった理由で公務員になると、痛い目にあうので注意が必要です。