【朗報】地方公務員(事務職)が身につけられるスキル

地方公務員が身につけられるスキル3選

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地方公務員って社会で通用するスキルが身につかなそう

転職活動において、一般的に「スキルが低い」「民間では通用しない」といったイメージを持たれる地方公務員。

たしかに一昔前の公務員はそうだったのかもしれません。

実体験を踏まえると、ここ数年は事情が変わっています。

他業種(コンサル・不動産など)に転職した同期を何人も見てきましたし、わたしのように独立する地方公務員もいます。

わたしは地方公務員は「スキルを磨ける仕事」だと確信しています。

そこで今回は、「仕事を通じて身につけられるスキル」を紹介します。

これから地方公務員になったり、地方公務員から異業種への転職を考えたりしているあなたは、ぜひ読んでくださいね。

スキル①人づきあいが上手くなる

地方公務員、特に窓口のある部署で働く職員は、老若男女問わずあらゆる住民と関わるチャンスがあります。

職員に目を移しても、高卒新人のような10代から定年後の再任用職員のような60代まで、幅広い年代層が働いています。


それゆえに「誰と・どのタイミングで・どのように接するべきか」といった感覚が磨かれてきます。

役所の職員は自嘲気味に「公務員はお客さんを選べないんだ。」といいますが、選べないから得られるものもあるのです。

  • 町内会長と打ち解けるには、地域の歴史(町名の由来など)や課題調べる
  • 高齢者対象の告知文を制作する際は、文字を大きくする
  • 外国人と日本語で話すときは、あえて敬語を使わずシンプルな日本語で伝える

具体的に示すなら、これらのスキルやコツが身についていきます。

わたしの元同期は中古不動産を売買する会社で営業をしていますが、公務員時代の「あらゆる属性の人と関わる経験」が現職で役立っていると語っていました。

スキル②日本語の読み書きが得意になる

地方公務員は活字に触れる機会がものすごく多いです。

  • 法律や条例を読む
  • 住民からの要望書を読む
  • 国や都道府県から送られた通達を読む

国や都道府県からの文書を読むだけで膨大な量になるので、手早く正確に書き手の意図を読み解く能力が身につきます。

読むだけではなく、起案文(お金を使う際などに、上司から了承を得るため作成する公文書)を書く機会も多いです。

そして、書くときはほぼ必ずと言っていいほど、上司からの厳しいチェックが待っています。

わたしも新人のころ、お堅い文章を上手に書けず、半泣きで上司が赤入れした起案文を修正した記憶があります。

今思えば厳しいのは当然のこと。職員が作った起案文はすべて公文書となり、住民への説明責任が発生するからです。

この経験から日本語を書くとき、いまでも頭に元上司の顔が浮かび「それで正しいのか?」「もっといい表現はないか?」と問いかけてきます(笑)

スキル③情報感度が高まる

意外に思われそうですが、公務員は時事ネタに強いです。

特に永田町(政府)や霞ヶ関(国の機関)の関連するニュースに、鋭いアンテナを張っている職員が多いのです。

理由は、それらの情報が「近い将来の仕事へ直結するから」です。

2021年春、誰もあのワクチンを打っていない頃の話。

集団接種会場の運営担当を命じられたわたしは、住民から「なぜこの順番なんだ」「接種券の送付が遅い」など、電話や直接でのご意見を多数いただきました。

しかし、区役所や市役所といった基礎自治体は、国や都道府県の作ったスケジュールに沿い接種の計画を立てるため、国などが決定していないことについて勝手に動かすことはできません。

ただし、それは役所の都合なので、住民に理解や納得をしていただける理由にはなりません。

そこで、わたしは厚生労働省が公開した資料を入念に読み、加えてSNSで他自治体の担当者と情報交換を熱心に行いました。

この甲斐もあり、住民・上司を相手に根拠をもって説明できるようになりました。

説明を通じて、納得まではいかないものの立場を理解してくれる住民も増えていきました。

このした経験から、そのほかの仕事でも、正確かつ最新の情報を手に入れることを強く意識するようになりました。

結論:地方公務員は意外とつぶしがきく

地方公務員(事務職)で身につくスキル3選

  • 人づきあいが上手くなる
  • 日本語の読み書きが得意になる
  • 情報感度が高まる

意外に思われるかもしれませんが、地方公務員はどの業界でも必要とされる普遍的なスキルが身につきます。

そして、スキルを活かして他業種に転職した仲間を何人も知っています。

これから地方公務員になろうと考えている方は、将来のキャリアパスに「民間への転職」「独立・起業」の選択肢を入れてもいいかもしれません。

また、地方公務員として働いている方、役所に骨をうずめる必要はないので、現状に不満があれば転職を考えてもいいかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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