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あなたは大丈夫?地方公務員に向いてない人の特徴まとめ


親や友達に勧められて試験を受ける予定だけど、自分は地方公務員に向いているのだろうか・・・
安定した就職先として人気がある地方公務員。
しかし、理想と現実のギャップを感じて退職する職員を、わたしは何人も見てきました。
みんな「こんなはずじゃなかったのに・・・」と言いながら辞めていきます。
就職してはじめて分かる実態もありますが、できれば就職前に適性があるかどうかを知りたいですよね。
そこで本記事では、失敗談も混じえて、地方公務員に向いていない人の特徴を7つ紹介します。
本記事を読むことで、あなたの性格や能力が、公務員に必要な資質とマッチしているかがわかります。
- 都内の区役所で10年間勤務
- 人事課で職員の退職手続きを担当した経験
- 公務員に限界を感じてWebライターに転職
①年上ウケが悪い
お役所の平均年齢は高いです。
たとえば、渋谷区の一般行政職の平均年齢は「41.7歳」。
(出典:令和3年度 渋谷区の給与・定員管理等について)
親世代である40代・50代の職員は当然として、60代の再任用職員もたくさん働いています。
そのため、年上からかわいがられないと職場で孤立してしまいます。
これまでの人生で年上に囲まれて過ごした経験のない場合、苦労することになるでしょう。

わたしは上下関係をほぼ経験せずに大学まで過ごしたので、上司や先輩に慣れるまで1年くらいかかりました(涙)
②プライドが高い

年功序列型の組織で、職人気質な職員が多いため、経歴や能力より年齢と立場が重視されます。
いくら仕事ができる人間でも、鼻にかけているとパワハラの対象になったりします。
また、若手(特に新卒)職員は先輩や上司の指示への絶対服従を求められます。
その理不尽さに耐えられない人が、お役所で働くとストレスを感じるはずです。

若いころ、生意気だったからか「◯◯大学を出たところで俺らと働いている時点でその程度の人間なんだよ」と面と向かって言われました(笑)
③細かい作業が苦手
仕事柄、きめ細やかな作業を常に求められます。
- 誤字脱字のない文書の作成
- Excelを使用した予算資料の計算・チェック
- 個人情報が記載されている書類の受け渡し
ミスがあれば新聞に載ってしまうようなものばかりで、気の緩みが許されません。

わたしは大雑把な性格なので、重要な仕事の時は、ダブルチェックやトリプルチェックをしていました。
④何事も効率的に進めたい

お役所は昭和か!?と思うような仕事内容のオンパレードです。
- 会議のための会議がある。
- FAXが現役バリバリで動いている。
- 不必要なチェックリストが多い。
- テレワークの導入がほぼできていない。
- ホームページを修正するだけでも上司の決裁がいる。
個人情報保護や公共性の観点から難しいものもありますが、それにしても非効率的な仕事が多いです。
民間企業で一般的に使われている「Slack」や「Zoom」などに関しては、触ったことすらない公務員も多いはず。
日ごろITツールを使いこなしている人が公務員になると、歯がゆい思いをすることになるでしょう。

新しいツールが導入されたときは、若手職員が、ベテラン職員に対してパソコン教室をすることもあります。
⑤得意・不得意がはっきりしている
能力に凸凹がある職員より、総合的な能力が備わっている職員が重宝されます。
これは「ジョブ・ローテーション制度」を採用しているからです。
ジョブ・ローテーションの仕組み上、得意・不得意の関係なく配属先が決まります。
たとえば、事務処理能力は高いけれど窓口対応が苦手な職員が、住民課に配属されることもあります。能力と実務のミスマッチが起こりやすいのです。
そのため、苦手なものがない「なんでも屋」のような職員は、扱いやすく優秀な人材と見なされます。
⑥メンタルが弱め

精神面の強さも大事です。
理由の一つ目は、人間関係がストレスになるからです。
お役所は意外と体育会系だったり、村社会だったりします。上司や先輩に気を使いすぎて病んでしまう人がちらほらいました。
理由の二つ目は、窓口や電話で、罵倒に近いクレームをもらうことがあるからです。

ワクチンの接種券が届かない!隣の市ではもう発送しているのに、何をやっているんだ!
こんな感じで、別の部署が担当する事業のクレーム電話が頻繁にかかってきます。
職場とお客様の双方からストレスを受けますが、上手にかわせる人材でないと生き残るのが難しいです。

上司のミスが原因で、お年寄りから「あんた頭おかしいんじゃないの?」と人格否定をされたことがあります(涙)
⑦サービス精神が強すぎる
税金で回している以上、公平性・中立性を意識しないといけません。
そのため、サービス精神を発揮すると逆効果になる場合があります。

確定申告の書類が欲しいから、お取り置きよろしくね。今日中にはいける。

(これくらいなら、いいか・・・)
みたいな感じで、押しの強いお客様からの要望を受けていると、先に取りに来たお客さんの分がなくなることも。
小さなことですが、一方の利益が他方の不利益につながるケースは怖いです。
形式にとらわれたお役所仕事は叩かれがちですが、理由もあるんですよね。
限られた資源で行政サービスを分配する以上、柔軟性が乏しくなるのは仕方ないと思います。
まとめ:結局、無難な人が求められている

公務員採用試験において「いっしょに組織を変える人材を募集!」などのスローガンが叫ばれがちです。
しかし実際に働いてみると、そんなことはないんだなと思いました。
今も昔もですが、上司に積極的に意見を言うような、尖っている人材は煙たがられる傾向にあります。
もし本記事で紹介したような特徴に当てはまった場合、民間企業への就職を考えることをおすすめします。
地方公務員に向いている人の特徴については、別記事で紹介しています。そちらもご覧くださいね。

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